孤独・孤立対策特命委員会、ヒアリング始まる

2022年01月31日

 私が委員長を務める「自民党孤独・孤立対策特命委員会」を、31日(月)午後4時から開きました。今年2回目です。今回も多くの議員が参加されました。
 今回から数回にわたって有識者のヒアリングを行います。この日は早稲田大学法学学術院の菊池馨実(きくちよしみ)教授と私が大臣の時、政策参与に任命したNPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」理事長の大西連(おおにしれん)さんにお越しいただきました。
 
 菊池先生は大臣時代に実施した「孤独・孤立の重点計画に関する有識者会議」の座長です。法律が専門で法律面から見た孤独・孤立が、どの様な位置にいるのかという観点からお話を聴きました。大西理事長は日常のNPO活動から見た生活困窮者の実態やそれに対するNPOなどボランティア活動の実態を述べて頂きました。

 菊池先生は、きめ細かな対策をプッシュ型で行い、常に繋がりを持つという仕組みをどう作れるか、また全国的なNPOの連携の仕組みとともに地域での活動組織をどう作っていくかが大切であることを強調されました。
 大西理事長は、自ら生活の困っている方々への支援策を実行する中で、最近不安定な賃金生活の中で予防的に様々な支援を受ける方々が多い事、またNPО活動に対してはこのままでは徐々にNPОそのものが減少していくであろうという危機感を吐露されました。

 質問では多くの議員から様々な質問があり、それぞれに孤独・孤立を深刻に考え、一方で孤独・孤立に対する考え方が多様であることも改めて分かりました。
 みなさんコロナ禍の中の深刻な現状を十分認識され、それぞれの考え方にも真剣な姿勢が見られました。次のヒアリングも2月に行います。

 「孤独・孤立に関する問題」は現在の深刻で重要な課題の一つです。