インタビューに講演収録

2021年06月23日

 23日(水)は専門誌のインタビュー、地方創生を担う人材の育成を図る地方創生カレッジ事業推進会議での挨拶、学校法人での講演収録とおしゃべりする事ばかりでした。

 インタビューは建設関係の専門紙。地方創生と建設業について、事前に7つの質問をいただきました。「地方創生のゴールを一言で表すと」「地方創生の具体的施策は」「地方の役割は」「経済界や一般市民に期待することは」「「スーパーシティにおける建設業の在り方は」などでした。

 私からは「地方創生のゴールは東京圏への一極集中を是正して地方分散型社会を創ること」「具体的施策として地方創生テレワークの推進や地域における人材支援、魅力ある地方大学の創出」など6施策を挙げました。地方側の役割としては「地方自らが魅力ある地域を目指すことに懸命になる事や移住希望者が定着できるような移住支援体制の強化」、そして経済界には「テレワーク推進や地方移転に取り組んでいただく事」などを挙げ、「一般市民の方にはお試し移住や就農体験を積極的に活用して欲しい」と述べました。スーパ-シティと建設業については「インフラの重要性は変わることはない。ただ新しい動きには関心をもってどん欲に知識や技術を吸収して欲しい」と答えたところです。

 地方創生カレッジ事業は自治体の職員、金融機関、民間企業の社員らが地方創生のノウハウについて学ぶ事業です。この日は推進会議で外部有識者の方々にリモートで出席して戴きました。座長は労働政策研究・研修機構の樋口美雄座長です。授業はリモートで学べるという事で受講者が昨年は、前年より1万人も多い3万2千人になったことを報告し、先に閣議決定した「まち・ひと・しごと創生基本方針2021」で地方への人の流れを創出する「ヒューマン」、地方におけるDXを進める「デジタル」、そして脱炭素社会の実現のための「グリーン」の3つの視点を盛り込んだことを明らかにしました。最後に有識者のみなさまへ「カレッジへの期待は大きく地方創生の更なる充実のためによろしくお願いします」とご挨拶しました。

 学校法人での収録は、東京南青山にある「事業構想大学院大学」での「地方創生マンスリーウェビナー シティプロモーションフォーラム」向けの収録です。同大学院は、企業や地域の課題解決のための事業構想を学ぶ専門職大学院大学で創立10年の新しいタイプの大学院です。学生は4大卒業生や企業に勤めながらの学生、自治体からの学生などです。約30分、専門誌のインタビューや地方創生カレッジ事業推進会議での挨拶で述べたような地方創生に向けた国の方向性や具体的政策を語りました。

 地方創生はコロナ禍の中で追い風が吹いています。人の流れを地方に力強く向ける絶好のチャンスでもあります。この機を逃すことは許されません。それだけに責任重大です。