子ども・子育て支援法・児童手当法の改正法案可決

2021年05月20日

参議院内閣委員会は20日午前10時から2時間10分、午後1時10分から2時間50分の5時間、「子ども・子育て支援法」「児童手当法」一部改正法案の3回目の法案審議をしました。3回目ですが視点を変えて様々な質問が出てきました。中には質問通告とは違う、原稿なしでディベートの様な質問もあり面喰いました。しかし、あらゆる角度から質問はほぼ出尽くしたと思います。

 午後4時過ぎには概ね予定通り審議は終了しました。直ちに討論・採決に移り、自民・公明の与党が賛成、立憲、国民民主、維新、共産党は反対で賛成多数により可決しました。ただし附帯決議が15項目も設けられ、野党の主張に沿った意見が盛り込まれました。それだけ激しい意見の応酬の末の可決であったという事を物語っています。21日の本会議で採決する予定です。

 今回の法案審議を振り返り、一本の法案がいかに重たいか、そしてそれを担当大臣として国会で審議をして、可決していただくのがいかに大変な作業であるかを思い知りました。法律が成立すればその法律により動きに変化が起き、国民全員がその法律に従わなくてはなりませんので、1本の法律が重要な意味を持つことは当然です。しかし、それを当事者として、最高責任者として可決成立するまでを体験して、改めてその重大さを思い知りました。

 今国会に提出された私が担当する法律案は4本でしたが、残りは1本となりました。「障害者差別解消法改正法案」です。来週に法案審議入りが予定されていますので、一息入れる暇はありません。次の法案審議に向けウォーミングアップの開始です。