こども庁の創設は実現するか

2021年04月12日

 12日午後2時15分に自民党の「チルドレンファーストの子ども行政のあり方勉強会」の皆さんが大臣室に「こども庁創設に向けた提言」を手交するために来られました。メンバーは山田太郎、和田政宗、朝日健太郎の3参議院議員と松本剛明衆議院議員の4人でした。
 チルドレンファーストは子ども行政の在り方を勉強している議員連盟で「こども庁」の創設に向けて動かれています。若手を中心に2月の初めから、有識者にヒアリングを重ねてこられました。3月に提言書をまとめられ、文部科学大臣、厚生労働大臣、そして少子化対策、子ども子育てを担当する私のところに提言書を持って来られたものです。

 「子ども行政の司令塔を明確化し、縦割りを克服、Children firstを実現する」というサブタイトルがついていました。内容は➊こども庁を創設➋子供の“命”を守る体制強化➌妊娠前・妊娠期からの継続支援充実➍教育と保育に関わる子供が安心して育ち、育てられる社会環境の整備➎妊娠期から成人まで、子ども目線での切れ目のない健康と教育の実現➏子供の成長を社会で守る一貫した環境整備、というものでした。

 こども庁の創設については菅総理も積極姿勢をみせられています。また自民党でも二階幹事長を本部長とする「こども・若者」輝く未来創造本部が13日にも立ち上がる予定です。総理と自民党幹事長が内閣と党で引っ張る訳ですので、創設は容易のようですがそれほど簡単ではありません。

 文部科学省、厚生労働省、内閣府、警察庁など様々な役割をもって今、それぞれの府省庁が仕事を担っています。子どもを中心にした政策づくりのために、どのように役割を集約し整理して行くか、具体の組織論になると様々なハードルが待ち受けます。

 それでも創設の方向で進まなくてはなりません。これからが胸突き八丁です。