金曜日の慌ただしい一日

2020年11月28日

 27日金曜日は忙しく慌ただしい一日でした。まず朝8時25分から閣議、そのあと閣議後の記者会見を経て、モーニングに着替えです。皇居で行われる外国の新しい大使の信任状奉呈式に大臣が当番で立ち会うためです。今回は私の番。新しいフランス大使とオーストラリア大使がそれぞれに時間を変えて、天皇陛下に拝謁し、母国から渡された信任状を陛下に手渡します。そして陛下と新しい大使がしばらくその場で言葉を交わすという手順で行われました。

 大使のほとんどは東京駅から馬車で皇居に向かいますが、馬車による隊列ですと見物者が数多く集まり「密」になるため現在は新型コロナ感染拡大を防止するため車にしているそうです。馬車で行幸通りと言われる、東京駅から皇居に通じる広い道を通り、皇居に入ると、外国の大使は一様に「なんと素晴らしいところなのか」と感動されるそうですが、現在それを味わっていただけないのが残念です。

 大臣室に帰り平服に着替えて、次は参議院の「地方創生及び消費者問題に関する特別委員会」に出席して、大臣所信を述べました。所信を述べると私だけすぐに退出させていただき、内閣府が主催する「子供と家族・若者応援団」、「未来をつくる若者・オブ・ザ・イヤー」の表彰式に遅れて出席し皆さんに挨拶をして記念写真を撮りました。

 それから熊本県や群馬県知事の訪問もいただきました。さらに全国中小企業団体中央会の会長さんにお越しいただき、こちらから待機児童対策に関して協力のお願いをさせていただきました。

 午後4時には日本郵政の増田社長らがお見えになり、郵便局が貢献する地方創生についての報告を受けるとともに、今後の郵便局の地域活動について意見交換をしました。

 その後、大手町にある日本商工会議所連合会を訪問し、三村会頭をはじめ役員の皆様にこちらも待機児童対策についての協力のお願いをさせていただきました。特に日本商工会議所と中小企業団体中央会は、社会全体で子育て世代を支援してくという方向性の下、待機児童対策について経済界にもご負担を求める大切な要望ですので、真剣に現在の実情をご説明してご協力を求めたところです。

 気が付けば午後6時を回っていました。そして昼食も取っていないことに気づきました。

 今週は月曜日が祭日の振替休日であった分、日程が詰まった1週間でした。