総務大臣と球磨・人吉を視察

2020年11月24日

 23日月曜日は武田総務大臣と2人で、去る7月の豪雨により球磨川が氾濫し、大きな被害を出した球磨・人吉地方を視察しました。当初は私一人の視察の予定でしたが、私の場合は復旧を地方創生に結びつけなくてはなりませんが、その前提として各自治体の財源の確保や、自治体同士の連携が重要になります。その分野は主に総務省の担当ですので、総務大臣を連れて行って、視察がより効果のあるものにしたい、と思い総務大臣を誘いました。武田総務大臣とは私と同期当選でしかも同じ無所属で当選ししばらく一緒に無所属の会派をつくっていましたので誘い易さもありました。

 2人の大臣で行って効果があったと思います。人吉市で自治体の長の方々と意見交換しましたが、蒲島熊本県知事も来られ、松岡人吉市長や球磨郡の錦町長、山江村長、そして地元選出の金子衆議院議員と県選出の松村、馬場両参議院議員も参加されて、これからの球磨・人吉地域の復旧・復興、そして地方創生とふるさと再生を話し合いました。

 問題点を共有したのは、県がリーダーシップをもって再生のプランを作成し、球磨郡市の1市4町4村と一体になって事業を進めること。国との協議においてもそれぞれの自治体が各省庁と協議するのではなく一つの広域自治体として国との交渉や陳情に当たること。球磨郡市の自治体も強力に連携をして復興活動に当たること、などです。

 そして財源的には武田総務大臣が地方交付税や特別交付税で最大限の努力をする、と言明してくれました。私のほうも復旧と同時にその次に来る地方創生において、各省庁と連携しながら新たな地域再生に全力を尽くすことを確約しました。

 これからの、復旧・復興に弾みがつき、住民の皆さんが安ど感を持たれれば今回の視察は大成功です。あとは私たち国と県、市町村が協力して全力を尽くすのみです。
 中身の濃い視察であったと思います。