安倍総理辞任に驚き

2020年08月29日

 昨日の記者会見で安倍総理が辞任を表明されました。「驚き、青天の霹靂」以外の何物でもありません。私は羽田空港にいて4時30分の飛行機に乗るばかりになっていましたので、急遽キャンセルして引き返すわけにもいかず、歯がゆい思いをしながら飛行機に乗り込みました。熊本について携帯を見ると着信履歴が何十とありました。
次の予算委員会の準備をすることがまず今の私の役目ですので、国対委員長や野党筆頭理事と今後の対応について話をしました。

 前日、自民党重鎮の方と昼食を共にしたときは「まず辞任はない。コロナ対策の政策パッケージを発表して、そのまま頑張られるだろう」という事でしたし、誰に聞いてもそのような予測でした。ある新聞社は号外の用意までしている、という話題が笑い話になっていたくらいです。

 「7年8か月間、本当に大変だったと思います。ご苦労様でした。またこれからもいろいろと指導を賜らなくてはなりません。よろしくお願いいたします」という心境です。かつての自民党政治家、大野伴睦氏が、政治家について「義理と人情とやせがまん」と揮毫されていましたが、まさにその通りだと思います。また私が県議会議員に立候補するとき、先輩議員から「議員はいつもピカピカに顔や体を磨いておけ。しょぼくれた姿では有権者はついてこないし、頼りがいがないように見えるから」とも言われました。当時記者だった私は、風采の上がらない格好で歩き回り、刑事コロンボのような格好でいざとなると物事を解決していく快刀乱麻を夢見ていたものですのですから、まさに正鵠を得た言葉でした。皆さん経験を通して、ズバリと真の姿を言い当てているなと改めて感じました。

 さてこれからです。権力闘争に入ります。何かしら緊張感とエネルギーがわいてきますので不思議です。一日一日をしっかりと過ごさせてもらいます。