総理の記者会見

2020年08月28日

 安倍総理大臣は今日午後5時から記者会見を行います。新型コロナ対策としての政策パッケージの発表、そして自らの健康問題について、というのが主な発言内容のようです。

 しかし、奇妙な現象でもあります。病院に検診に行ったことで健康不安説が急速に広まり、マスコミを中心として様々な憶測が飛び交い、結局自らの健康問題を記者会見で述べることが最大のニュース、という訳ですので何かしら、無理やり総理の足を引っ張ろうという意図が見え隠れします。

 もちろん政治家の健康維持は最大求められるところです。それだけに国会議員は特に自らの体のケアには気を遣っています。私自身も昨日、国会内にある診療所に行って診察を受けました。少しでも体に変調を感じると相談に行く、そのことを徹底しています。自己管理は当然のことです。安倍総理も同じような状態で通院、検診に行かれたのだと思います。しかし憶測は憶測を呼ぶものです。そのことは仕方ないとして。これほど無理やり総理の健康状態を悪化ととらえてそれに対して記者会見も行わなくてはならないことは、我が国の国益にとって果たしてどれほどのプラスになるのでしょうか。

 今はコロナ対策に全力を尽くす時、いたずらに政治を混乱させることで国民の関心を買おうとすることは感心出来ません。
 今日の記者会見、政策をしっかりと述べてもらい、健康については本人の発言を尊重して、全員で政策実行に進んでいく、という事がいま私たちがとるべき道であると思います。