所得制限30万円か一律10万円か
2020年04月16日
コロナ対策の補正予算案は来週の月曜日20日に、政府から国会に提出されるということで予算委員会の審議日程を巡って与野党で話し合いを続けています。しかし、ここに来て、現在の予算案での現金給付は、所得が一定程度、減少した世帯に30万円ということで国民の不満が多く、一律10万円に組み換えをする、という案が突然浮上してきました。こうなると政府の補正予算案の20日提出という前提が崩れてくるかもしれませんので、予算委員会の日程も大きく変わってくることになります。
与党の中で意見がまとまっていませんので尚更大変です。今日11時から予算委員会の理事懇談会を開きますが、どのように進めるべきかが課題です。まず、日程と関係ないところを決めて、その後日程協議をどのようにしていくのかに移らなくてはなりませんが、政府予算案がそのまま提出されるのか、組み替えて提出されるのか、そして30万円と10万円の問題がどうなるのかで日程どころの話ではなくなってきます。
ここにきて大きく方針が揺らぐことは政権政党にとって決していいことではありません。それでなくてもいろいろな批判も浴びている時です。先ずは早急な方針決定、が必要です。
ここは毅然として、自信をもって、国民の皆様にしっかりと説明が出来るようにしていかなくてはなりません。政権政党、とりわけ自民党の正念場です。