「税」は決着、あとは「予算」

2019年12月12日

 自民党の税制調査会は昨日ほぼ決着しました。今日は令和2年度の「税制大綱」を読み上げて終了です。注目の電力会社への課税は、8割をこれまで通り、2割を電力会社の主張を取り入れ減税効果を出すことになりました。電源立地自治体で大幅減収となるところには、交付税で措置されることになりました。絶妙の折衷案です。このような現状維持と減税を訴える業界との間の折衷案はいたるところにも見られました。
 「政治は妥協の産物」という言葉を肌で感じます。
 今日からは大臣送り出し、の行事があります。財務省との復活折衝で重点項目を決め、それぞれの自民党部会が、自分の担当大臣を励ましの意味を込め拍手で送り出します。復活折衝で来年度予算や今年度補正予算が思うように取れないと大臣の責任になりますので責任は重大です。

 同時に派閥の会合もほとんどの派閥で今日が最後です。来週からは、来年の通常国会に向けての準備が始まります。衆議院予算委員会としては、正月も気が休まりません。