自民党幹事長に随行してのインドネシア

2018年01月22日

18日から21日までの4日間、インドネシアで開催された「日本・インドネシア国交樹立60周年記念事業」に、総理特使として出席された二階自民党幹事長に随行してきました。幹事長室からは萩生田代行、林代理、副幹事長の私と同じく橘慶一郎議員ですが、若手の議員交流として、二階派の議員が5人ほど参加しました。
60周年記念事業ですが、二階幹事長は総理特使ですので、日本とインドネシアの今後のあり方が各級のインドネシア指導者と話し合われました。私が参加できたところもありますし、参加できなかったところ、幹事長と指導者の二人だけというところもありました。
圧巻だったのは、やはりジョコ・ウィ大統領との会談です。大統領公邸ではなく、ジャカルタ郊外にある大統領の避暑地「ボゴール宮殿」で行われました。広大な広さを持つ宮殿で、芝の庭には鹿がたわむれ、池にはワニも飼われています。オランダ植民地時代の総督府ということでしたので、植民地総督がどれだけ権限を持っていたかが分かります。
会談には、インドネシアの外務大臣や官房長官らも顔をそろえられました。安倍総理の親書を二階幹事長が渡し会談は始まりました。中心はやはり日本の投資です。特に鉄道や道路、河川改修などのインフラにどれだけ投資するか。特に来年は大統領選挙を控えていますのでジョコ・ウィ大統領は、できるだけ早期に、目に見える形でのインフラ整備を望んでいました。選挙を控えればどこの国も一緒です。
慎重に言葉を選びながら双方が、会談を進め、お互いに最大の効果を出そうと必死の状況が伝わってきました。国を背負うということの重さがひしひしと伝わってきました。
その後は大統領との会談を基に、副大統領や党の総裁、大臣との会談が相次いで行われ、まさにハードスケジュールでした。
今回、インドネシア側がいかに日本に期待しているかを思い知らされました。中国や他の国とは違い、言ったことは必ず期間内に実行する、という「約束を守る」ことと、その「スピーディーさ」「仕事の正確さ」に信頼を寄せていました。日本の企業の力はやはりたいしたもんです。
3泊4日ですが、最終日は深夜にジャカルタ空港を出発して羽田に朝着きましたので、実際は2泊4日です。貴重な体験をし、考えさせられることばかりでした。
今日から通常国会の開会です。気持ちを新たにして取り組みます。