閉中審査開く

2017年12月13日

 閉会中に委員会を開くことを「閉中審査」といいます。昨日、農林水産委員会は国会が閉会した後ではありますが、委員会を開会しました。いわゆる「閉中審査」です。

 来年度の畜産・酪農に対する価格の補助を決めるのに、自民党では畜産酪農対策委員会が開かれていますが、それと同じように国会も農林水産委員会を開いて、政府に畜産・酪農に対する要求をすることになっています。

 昨日は午前10時から3時間、与野党議員10人が質問に立ちました。それぞれ選挙区の畜産や酪農事情を開陳しながら、今後の対策について問い質しました。

 そして最後に3ページに及ぶ意見書を決議して終了しました。この意見書も私たち与野党の理事が3日ほど前からそれぞれの考え方を盛り込んでつくり上げたものです。そのため意見書の決議についての採決は全政党・会派が賛成しました。この後意見書は関係する各府省に送られます。

 これで今年の国会は全て終了です。後は、党の税制、そして最大関心事である29年度の補正予算案と30年度の当初予算案の内示を待ちます。熊本地震への予算など、どのくらい盛り込まれているかを検証します。予算が削られていたり、ついていなかったら、大臣を財務省に送り出して復活折衝となります。

 復活折衝は、最近は財源が少ないため以前ほど華やかではありませんが、それでも復活の期待を込めて自民党の各部会で大臣を激励し送り出す儀式を行います。復活予算が決まればそれから年越して来年の通常国会に備えます。

 今年のラストスパートに入ります。