国会は今日と明日

2015年09月24日

 今国会は27日の日曜日までですが実質的には今日、明日を残すのみとなりました。今国会が歴史的にどのような評価を受けることになるのか計り知れないものがありますが、後世から「あのような安全保障法制をしたのが分水嶺だった」と言われないように、今後の運用、国会承認に対する的確な判断をしていかなくてはならないと考えています。
 今日と明日は成立しなかった数々の法案を、継続にするのか、廃案にするかなどの「会期末処理」があります。与野党がともに理事会を開いて決め、更に各委員会で承認を得るのですが、国会はまだ不正常な状態になっているのでしょうか、野党が出席するかどうか分かりません。もしかすると会期末処理も与党だけで行わざるを得ないかもしれません。
 今後の課題はなんといってもTPPの行方です。アメリカはまだあきらめていません。9月末から10月にかけて精力的に交渉を進めようとしています。しかしまだまだ各国との開きは大きい。その大きさを一部認めた上で大筋合意というシナリオを作っていくのか心配です。
  平成29年度4月からの消費税10パーセント引き上げに伴う軽減税率の導入も大きな課題です。税調の幹事もしていますので国会が休会になったと言えども、週一回くらいで税調幹部会が開かれると予想されます。年末に向け慌しくなります。
 そのほかにも難民の受け入れ、米中会談の行方や、日中、日韓、日露首脳会議の実現性など国内外の問題は山積です。
 フォルクスワーゲン社の環境排気ガス検査の不正問題発覚など世界は動きを止めません。その全てに目配りをしながら今後の我が国の進むべき道筋をつくっていかなくてはなりません。
 安全保障法制整備が一段落した現在、更に様々な課題が鮮明になってきています。
 休会中、地元と東京を足しげく往復しながら、地方を含めたそれぞれの問題に対処していきます。