九州の大豪雨

2012年07月17日

 12日の未明から阿蘇地方を中心に降り始めた雨は明け方の午前4時頃からは1時間100ミリを越す大豪雨となり、各地に大変な被害を及ぼしました。大学の先生によると1000年に一度の雨量だそうです。
 阿蘇では土砂崩れが相次ぎ死者28人、行方不明4人(17日現在)を出す大水害となりました。
 私も12日の午前中に、国会行事全てをキャンセルして熊本に帰り、現場を見て回りました。熊本は昭和28年、平成2年に大水害があり、特に28年水害は550人を超す死者・行方不明者を出し、今に語り継がれ、洪水対策、豪雨対策の出発点となっています。
 しかし今回の集中豪雨は、約60年前のこの水害を上回るものでした。流木のすさまじさ、土砂崩れの凄惨な現場など自然の破壊力の恐ろしさを見せ付けられます。
 早速こちらからお願いして、16日に谷垣総裁に熊本の現場に入っていただきました。
 今後激甚災害地域の指定、激甚災害特別事業の獲得、そのほか様々な国の支援を得なければ復興は到底かないません。
 地方分権が叫ばれている中、災害列島といわれるわが国で、このような大きな被害が出たときはやはり国の力が一番。国力と地方力の見せ所です。今後災害対策特別委員会などで質問していきます。