野党のいらだたしさ

2011年03月16日

 昨日は各部会の責任者が集まって、自民党として今回の大地震に対する、緊急の対策、短期的対策、中期的対策をまとめました。私は、総務部会長が福島県のいわき市のため動きがとれず、代理として出席しました。
 阪神大震災や中越震災の経験者がおられるので、かなり緊急のいろんな対策案が出され、菅総理に提出することになりました。しかし、野党です。総理がどれだけ参考にするか分かりません。
 一方、総務部会としては、既に町村役場が崩壊し陣頭指揮を執る町長さんたち幹部がお亡くなりになったところもあり、自治機能が全く不全になったところも多数あることから、超党派で対策を練ろう、と民主党の総務関係の責任者に呼びかけましたが、民主党は政府から「党として役人を引っ張り出して動くようなことはするな。政府の対策本部に一元化する」と言われているらしく、「動けない、自民党のほうでやってくれ」という返事でした。
 自民党は議員総出で対策をとっている、しかし野党のためどこまで意思が届くか分からない。民主党は政府から動きを止められている、双方歯がゆい思いです。
 特に自民党の案は今の政権の救助策の欠けている所を補う良い案ばかりですが、なんともやりきれない思いです。原発の無策とあいまって苛立ちが募ります。