政策のぶれ

2008年11月08日

 マスコミは麻生総理の緊急経済対策で、一回口にしたことの後、運用を巡ってブレが多い、と書いています。「2兆円の定額給付金に対して、収入の上限を設ける設けないで与党内の議論が分かれている」また「1兆円の道路財源を一般財源として地方に交付するが、今まで交付していた7000億の地方道路整備臨時交付金とダブるのか別枠なのか。ダブルなら実質300億円だし、ダブらないなら国の道路予算の3分の1は無くなってしまう」など議論がかまびすしい。それをマスコミが「政策のブレ」として書いています。
 しかし宰相は方向性を示せばいい。微細な部分は担当大臣や官僚でしっかり論議して決断する環境に持っていくことが大事ですが、その前に色々で過ぎてこのような餌食になってしまいます。これは内閣管理能力の問題になってきます。
 本来なら官房長官がその辺の所を仕切るのですが、麻生さんが「俺がすべてやる」という姿勢なのでこうなってしまうんでしょう。このままいったら益々自民党の支持率は落ちてしまいます。私たちも飛んだとばっちりです。
 とにかく全力で経済対策を実行に持っていくこと。そしてスピードを持って政策を実現すること。今まだアメリカのオバマ政権がスタートしていないからいいけれど、これが「チーム・オバマ日本は今のようにチンタラとやっていたんでは、アメリカとの政策実現の差が益々目立ってきます。スピードアップを。