穏やかさの中の活力

2005年12月30日

・朝の辻立ちでちょっとしたハプニング。菊池の辻立ちである政党の次期市議会議員立候補予定者と鉢合わせました。しかし先方が「おさきにどうぞ」と言ってくれました。先に脚立に立ってしゃべろうとすると、今度はスピーカーの調子が悪い。「すみません。5分で良いです。貸してもらえますか」。今度はその方のスピーカーを借りての辻立ちとなりました。有難うございました。
・次の場所の大津に来ると今度はスピーカーの調子がすこぶるいい。さっきのはなんだったんだろう。
・いよいよ大詰め。テレビもこの一年の回顧録ばかりです。私にとっては忘れられない一年です。試練の始まりでもありました。
・しかし政治というのはいつの時代も難しい、と思います。終戦の直後の建て直し、その後の高度成長、オイルショック以降の経済再建、そしてバブル、さらに失われた十年。そして今、超高齢化と情報革命、市場主義の時代です。その時代時代に悩みがありました。財政難、公害、物価高、そしてまた財政難。
・しかし財政難の時も成長期も、次の時代に向けてどんな社会の仕組みにしたら良いのか、と悩みながら将来を見て政治をしていけば次の時代には何らかの形で実を結ぶと歴史は証明しています。社会構造の変化を省みず、悩まなくて突っ走ったのは失われた十年の時期。公共事業を増やせば景気が回復すると借金を積み重ね、結果として傷口に塩を塗りました。そのつけが今です。
・やがて来る人口構成は高齢者の、穏やかな人たちが多数を占める時代。しかしこの高齢者がパソコンを使い、さまざまな情報を入手し、一方で、乗り物に、食べ物に、生活用品に、レジャーに、生活スタイルにこだわりを持つ人種です。
・穏やかさの中の真の活力をどう創り上げていくか。今後の政治の役割だと思うんですが・・・。
・明日今年最後の辻立ち8時菊陽、8時半大津。