コロナ禍、ウクライナ情勢に伴う経済対策に孤独・孤立支援策
2022年03月31日
3月29日、岸田総理は「コロナ禍におけるウクライナ情勢に伴う原油価格・物価高騰等への緊急対策」を発表しました。各府省では早速、関係の予算案の作成に入ると思われます。対策は4本柱からなり➀原油高騰関連対策➁穀物や水産物など原材料、食料、飼料高騰等への対策➂価格転嫁と賃上げ、中小企業への資金繰り支援等です。そして4番目に「コロナ禍の長期化に伴い孤独・孤立に悩む方々へのきめ細やかな支援」が入りました。
「孤独・孤立対策特命委員長」として早速、事務局長の上月良祐参議院議員にお願いして、内閣府の「孤独・孤立対策室」での予算案づくりを指示しました。
30日には、私の事務所に上月事務局長と役所の担当者もお越し頂き、孤独・孤立に悩む方々の実態を正確に把握すると同時に、どのような支援が最も効果的かを話し合いました。現在、「孤独・孤立対策特命委員会」ではNPOの方々からのヒアリングを実施しているところです。既に6回開催し、困窮家庭やひとり親家庭、子どもたちの貧困、ホームレスの方々への支援活動をされているNPOなどの各団体代表者に自民党本部で報告をしていただいている途中です。
このような団体活動などを中心に、経済対策の規模がどのくらいになるのか、予備費と補正予算の2段階での経済対策なのか、などの分析も行いながら、規模と効果的支援のメニューについて話し合いました。
支援策の詳細設計はこれからですが、経済対策に「孤独・孤立問題」は入ったというだけでも画期的なことです。この機会を大切にして、困窮者をはじめとする孤独孤立に悩む方々への経済的支援が、予算として恒常化するようにしていきたいと思います。
それこそが岸田総理が唱える「新しい資本主義」に繋がっていくと考えます。
実際の予算付けを頑張ります。