補正予算が衆議院を通過

2020年04月30日

 衆議院の予算委員会は昨日、2時間の基本的質疑を行い、討論の後、採決し予算委員会で可決しました。そのまま本会議に緊急上程し、正午からの本会議で可決、直ちに参議院に送りました。そして午後から参議院の予算委員会を開き、今日まで審議し、今日の夕方には参議院で可決して成立する予定です。
 今回の補正予算案は、国民一人一人に一律10万円の給付などをするための財源などを盛り込んだ25兆6900億円の予算案です。特徴的だったのは、野党も含めて全会一致で可決したということです。
 これで一仕事終え、ホッとしたところですが、新たな課題も出てきました。この後さらに集中審議や第2次補正予算案の策定が欠かせないようです。

 新たに出てきた課題は①雇用調整助成金は申請が煩雑で給付されない企業が多すぎる②持続化給付金も申請書類が多すぎる③事業者や小売店へ家賃の補助をしなければ今後倒産が爆発的に増える④地方に給付する交付金は今回1兆円だったが、これでは少なく2回目の交付金が必要、などです。

 これらを巡って、今後集中審議が予定されていますので与野党からの要望が出てくるでことと思います。会期中に第2次補正予算も必要です。国会の延長も視野に入れなくてはなりません。

 コロナの感染もまだ収束の兆しは見えず、緊急事態宣言は延長されそうです。コロナとの闘いと野党の皆さんとの交渉がまだまだ続きます。