国会のスタンディングオーベーション

2016年09月28日

 一昨日の衆議院本会議で、自民党議員が一斉に立ち上がって拍手を送った、いわゆるスタンディングオーベーションをやったことに、野党からの批判も含めてマスコミの関心を集めています。
 私は、今辺境の地で頑張っている自衛隊や海上保安庁、警察をはじめとする諸君に敬意を表そうという趣旨でしたので、立ち上がってみんなと同じく拍手をしました。アメリカ議会でも良くやることです。
 今も別におかしかったとか異常な光景だったとかは思っていません。座ったまま拍手をするのもいいのですが、どうせそのご苦労に対する感謝と賛辞を送るなら心からの表現として立ち上がることもいいことだと思っています。
 国会の本会議場で起立して拍手を送るのは、外国の賓客が貴賓席に来ている場合、議長が紹介しますのでみんな立ち上がって、賓客に向かって拍手を送ります。それと同じで、日本の国境や離島で、我が国の安全保障のために日夜働いている方々に対しては、心からの賛辞を送るために立ち上がって日本のあらゆる方向に向かって拍手を送るという表現方法はおかしいことではない、むしろ当然のことです。
 これに対して野党がクレームをつけました。どんな理由でのクレームだったか意味が分かりません。以前民主党政権の時、小沢幹事長の号令で、一年生議員が一人ひとり次々と中国の国家主席と嬉しそうに写真を撮っていたあの光景がよっぽど異常に思えます。
 また昨日は、二階俊博自民党幹事長の代表質問のとき、民進党の若手議員が大きな声でやじりました。二階幹事長は厳しい方ですので壇上から「黙って聴け」と一喝されました。それに対しても野党は衆議院本会議場で集まって問題視しました。これもおかしい。親父から一喝されたことに「それはないでしょう」と言う抗議は、野党としてあまりにも軟弱、ぼっちゃん過ぎます。
 国会は戦いの場。やられたらやり返す。私が野党だったら、黙っていて別の場で強烈な意趣返しをします。