菅官房長官の存在感

2018年05月23日

昨日は故鳩山邦夫氏がつくられた政策集団「きさらぎ会」があり、菅官房長官が記念講演をされました。

官房長官は安倍内閣の5年6か月、何をやってきたか、何をやるための政権であるか、という切り出しで話を始められました。

「経済を良くする、これが基本である。経済が良ければ、雇用も株価も、社会保障も外交・安全保障も確立される。その政策を確実に決める、しかも改革志向でやる、という意思のもとに進んできた。結果として有効求人倍率、大学生の就職率、株価、GDPなど全ての経済数値が格段に上昇した。海外の首脳が安倍総理を見る目も変わってきた」

「特に観光に力を入れた。厳しかったビザ発行規制を当時の法務大臣、国家公安委員長と話し、緩和することを10分で決めた。外国人観光客は飛躍的に増えた。それでいて犯罪は増えていない。今年の観光客2800万人は確実であり、さらに将来6000万人までは行く。免税店も400店舗だったのが4万店舗になった。しかもブランド品だけでなく地方の産物も対象にした。観光による経済効果は計り知れない。地方活性化の起爆剤にもなる」

「政治家安倍晋三の魅力はトランプ大統領をも完全に引き込む力があるということだ。大統領との電話会談十数回にすべて付き合った。トランプ大統領は分かりやすい。アメリカはこれだけのことをしている。日本は何ができるか、と迫ってくる。平和安全法制もテロを防ぐ組織犯罪防止法も特定機密保護法も成立させていたからこそ、北朝鮮から10分でミサイルが飛んで来るという我が国にあって、現在東アジアがこのような緊張した中でも、(日米共同で)一定の安心感がある。そして北朝鮮への厳しい制裁が結局扉を開かせた。」

話は明快で分かり易いものでした。わずか20分間の講演でしたが安倍政権の政治手法や成果が手に取るように理解できました。やはりこの人ありて安倍政権がある、という存在感の大きさを改めて思い知りました。

今日からの国会、会期末も近づいている中で法案審議を精力的に続けていきたいものです。