今週から事実上の国会

2018年03月05日

 衆議院は当初予算も可決しましたので、これから各委員会で法案の審議に入ります。まずそれぞれの省庁の大臣が来年度に向けた所信を述べます。それに対して各党から大臣への質疑があります。ここまでが、これまで与野党で内々に合意した今週のスケジュール、です。
 そして来週から法案の審議に入ります。特に年度内で期限が切れる法律がありますので、この審議を優先します。その後、31年度から施行される予定の法律審議に入ります。農林水産委員会は今国会で9本法案を出していますので、一つ一つを2時間から、数時間かけて審議していきます。その中には法案の参考にするための現地の視察、参考人を招致して有識者や現場の意見を聴くことなどが入ります。
 一方、森友学園の問題や労働関連法案の内容を巡って与野党の激しいつばぜり合いが続いています。こちらの余波が農林水産委員会など他の委員会に飛び火してくれば、審議に影響してきます。特に森友学園は資料を巡って色々な憶測を呼んでいます。少し心配なところでもあります。しかし、農林水産委員会は与野党が対立する法案は余りありません。どちらかと言うと過剰な規制緩和に対し、与野党が結束する場合が多く見られますので、与党としては政府との距離感が大切です。
 将来の農林水産業のために与野党を超えた審議をしっかりしていきます。今日午後6時から農林水産委員会の与野党理事懇談会があり、スタートを切ります。後半国会の始まりです。