派閥間の蠢き急速に

2018年02月08日

 昨夜は私たち石原派・近未来政治研究会の何人かのメンバーと谷垣貞一グループ・有隣会のメンバーで食事をとりながら懇談会をしました。双方とも数が少ない派閥、グループなので今後、勉強会などを重ねてお互いに連携をとって行こうという目的で開催されたものです。
 今後、勉強会のなどを逐次開いていくことを決め、具体的日程などは改めて協議することにしました。
 過去に様々な行き違いもありましたので、その際の話や双方のグループが以前いかに緊密に連絡を取り合っていたかなどをベテランの議員が話してくれました。私にとっても知らないことをかなり学ばせてもらいました。
 その際、幹部の方が「今の時間、派閥の誰と誰が会っているはずだ」という情報を細かく知っておられました。やはり夜には様々な密会があっているようです。政治が動くのは夜のようです。そして密会と言いながらも、それらの情報が瞬時に流れているというのも、不思議なもの。多分私たちの会合も全て監視されているのでしょう。まさに魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界です。
 総裁選挙を9月に控え、当面野党の皆さんも自分たちの勢力を維持することで精一杯、ということになればやはり自民党内の派閥の動きになってきます。
 特に、これだけ自民党議員の数が増えると、例えば幹事長室の仕事ひとつにしても、重要選挙の応援体制や党員獲得の拡大、新人議員の教育などを党全体に徹底させようと思ったら、派閥の長か事務総長に指令して、派閥単位で浸透させるのが一番効果があります。やはり派閥は欠かせません。
 国会はこれから来年度の予算案と法案審議で与野党が押したり引いたりしますが、自民党内の派閥の動きもまた、加速してきそうです。