EUとのEPA正念場

2017年06月14日

 昨日は、EUとのEPA交渉が進んでいることから、自民党に総裁直属の機関「EUとのEPA対策本部」(西川公也本部長)がつくられ、その結団式が夜ありました。それに先立ち農林分野を担当する私たち第4部会の会合もありました。
 EUとのEPAは多様な分野にわたっています。しかし最も難航するのが農林水産分野です。その中でもヨーロッパが得意分野とするチーズなどの乳製品とデンマークが国を挙げて輸出している豚肉が最も難しい交渉になります。その対策を担当するのが第4部会。主査は小泉進次郎農林部会長。私は畜産酪農対策小委員長として、畜産特に豚肉と乳製品を担当する常任幹事を務めます。
 早ければ7月にも大筋で合意することが考えられます。TPPの時のノウハウがありますので、様々な観点で調査をして生産者とも意見交換をしていきます。小泉主査からは「守りだけでなく攻めの精神を持って当たって欲しい」と言われています。生産者を守り、更に生産者が挑戦する意欲を持てるような、一方で消費者にとっても安心できるような結果を出していきたいと思っています。正念場です。