加計学園問題、戦術誤ったんでは?

2017年06月07日

 加計学園問題では、文部科学省内の文書を巡り野党の追及が続いています。また新たな文書も出てきたといいます。しかし問題の本質は文書の真偽だろうかと考えます。
 昨日地元の議員に聴いたら「私たちは30年をかけて大学の誘致運動を進めてきた。特区という制度の中でやっと大学の誘致を勝ち取った。学園がどこであろうと大学誘致が目的だったので、最高レベルの意向であろうがなんらおかしいことはない。これで大学の開学が遅れるならそちらのほうが被害が大きい」と言っていました。
 記者の方たちと話した時も、「もっ堂々と議論したらいい。特区で岩盤規制に穴を開けることがまず優先だった、と最初から言えば良かったんではないか」という声も聞きました。
 結局は許認可の権限を持つ文部科学省の権限を内閣府に奪われた、ということが事の発端であるようです。「怪文書の類」などという必要はなかったんではないかとも思います。
 昨日の役員連絡会では、安倍政権や自民党の支持率が軒並み大幅ダウンしていました。東京都議選にも影響が出ます。もっと堂々と、そして正面切って、正しいことは正しいと、大道を主張していかなければ、重箱の隅を突っつく野党の戦術に結局は巻き込まれることになります。