派閥の力

2017年04月26日

 昨日は、二階俊博派である「志帥会」のパーティーがあり石原派の事務局長として出席しました。今をときめく自民党幹事長二階先生率いる派閥ですので、参加者は3000人は超えていたと思います。ホテルニューオータニの一番広い「鶴の間」で立錐の余地のない参加者でした。派閥の勢いを感じました。
 二階派はもともと亀井静香先生たちが立ち上げた派閥で、派閥の名称も孟子の「志は気の帥なり」という「目標を持てば気力は自然とわいてくる」という意味から取られたと言いますから、なるほどメンバーも血気盛んでエネルギーあふれる議員が多数を占め会場の雰囲気もその名の通りでした。
 もともとは私が所属する「近未来政治研究会」(山崎派から現在は石原派)と源流を一つにしますが、派閥の性格や雰囲気はかなり違うと感じました。今政界でいろいろな派閥の合併が進みそうで、なかなか進まないのはこのような歴史や空気感の違いがあるのかと、改めて感じたところです。
 安倍総理も出席されて挨拶をされましたが、パーティーの前に行われた記念講演で、同派の今村復興大臣が不適切な発言をされ、辞任されたことは派閥としてはなんとも痛い出来事でした。「勢い」と同時に「慎重さ」も必要なようです。