ロシアの地下鉄テロ、対岸の火事ではない

2017年04月05日

 ロシアで最も華やかで文化的な都市と言われるサンクトペテルブルグの地下鉄で爆発事件がありこれまでに14人が死亡しました。犯人と見られる容疑者が発表され、「自爆テロ」と断定されました。ヨーロッパで相次いで起きるテロ事件は我が国も「対岸の火事」として見ているわけには行きません。
 毎日何らかの用事で地下鉄を利用しますが、東京の地下鉄は朝から夜まで大混雑をしており、もし爆弾テロが起きるなら、東京の地下鉄ほど危険なものはありません。大惨事になることは間違いありません。
 国会では「テロ等準備罪」が6日にも本会議で法案の趣旨説明があります。私たちは一日も早く法律を成立させたいと思ってますが、野党の皆さんは法案の内容が厳しすぎると成立を遅らせたい一心です。担当の法務大臣に具体的な例を40項目作り、質問すると言います。これらは法案の直接の作成担当者である刑事局長でなければ正確な応えはできません。しかし、野党は刑事局長の答弁は拒否して、大臣のみの答弁とし、法務委員会で大臣が答弁に窮するのをつくり上げようとしています。まるでネチネチしたいじめによる愉快犯と一緒です。
 我が国が今どの様な立場に置かれているか、もっと考えなくてはなりません。東京オリパラまで後3年。様々な環境の変化が起きてきます。国際的な警備感覚が必要です。