ベルギー国王との夕食会

2016年10月14日

 来日中のベルギー国王フィリップ陛下ご夫妻と安倍総理の夕食会が赤坂の迎賓館で開かれ、出席の機会に恵まれました。
 なぜ私が出席か。皆さん不思議がられましたが、私はベルギービールが好きでビールを飲みたいがために、日本・ベルギー友好国会議員の会に入会しました。ところがいつの間にか同会の副会長に祭り上げられていました。会長の林芳正先生が出席できなくなたために私の出席となった次第です。
 赤坂の迎賓館での食事も初めてなら、このような豪華な席も初めてです。国王の随行者はベルギーの学術会、総理、経済界の大物ばかり30人ほど。日本側の出席者は各党の代表と、ベルギー関連の学者、経済界などこれも大物ばかりです。
 円卓に8人が座ります。私の両隣はベルギーで最も歴史がある「自由大学」(1830年創立)の学長さん。もう一方はフランス語圏の首相。ベルギーはオランダ語を話すオランダ語圏とフランス語を話すフランス語圏があり、双方に首相がおられるとのことです。
 出席者の皆さんはフランス語、英語、オランダ語を駆使しながら会話をしておられましたが、私はいずれも話せませんので外務省が通訳をつけてくれていました。
 お陰で色々な話が出来ました。学長さんとは今の最大の課題は日本と同じ少子化と難民政策。少子化を補うのは移民・難民しかないが、どの程度難民を許容したら良いのかが難しい、更に難民の方々にも貧富の差、学歴の差があるようで、国家としてはできる限り裕福で知識人の難民を願っているがなかなか難しいとのことでした。
 日本に対しては「ベトナム戦争の時、日本への難民も多かったと思うがどうしたのか」という質問があり、あの当時我が国は難民をなかなか受け入れられず、ほとんどはアメリカに希望して行った、という趣旨の答えをしました。
 ベルギー南部のフランス語圏は農業地帯、北部のオランダ語圏が工業地帯ということですので、もう一方の隣のフランス語圏首相とはもっぱら農業問題。悩みは日本と同じ家族経営をいかに守っていくか、そして自由貿易をどの程度まで進めていくか、日本と同じようにアメリカの大規模農業と大量生産の流入に悩まされているとのことでした。しかし貿易の自由化は必要でEUと日本のEPAは進めなくてはならないとも。
 各国それぞれに海外の影響を受けながら、いかにして自らの国を守っていくか、懸命の姿を感じ取りました。会食は1時間。充実したひと時でした。