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2008年9月2日(火)また突然の辞任
青天の霹靂とはこのことでしょうか。昨夜南小国町の山間でミニ集会をやっていました。国家のこと地方のこと、経済のこと官僚組織のことなどを話して、みなさんと雑談しながら質疑応答をしていた時です。東京の秘書から電話があり、「どうも福田総理が辞任しそうだ」しばらくしてまた電話があり「21時30分から記者会見ということです。間違いありません」。またかと思いました。そしてなんとひ弱な、とも感じました。福田さんにとっては色々な悩みがあり、時期もこの時期しかない、と思われたと思います。しかし、私たちも福田政権を支えるために全力を尽くしていました。「やっぱり二世の坊ちゃんかなあ」と感じたところです。
翌日が大変。3日は九州沖縄の7人の代議士が集まって「九州・沖縄から日本の政治を変える大集会」を熊本のグランメッセ熊本で開催する予定にしていました。昨日ある新聞がこの集会が政変にもつながりかねない、という書き方をしましたので、一部の議員から反党行為と見られないだろうか、という不安の声も上がりました。
自民党浮上のためにやるもの、心配要らない、と説明しましたがどうも不安な様子です。仲間の一人が上京して自民党幹部に説明したところです。大会は1500人ほどを予定していましたが、結構な盛り上がりで2000人に及びそうです。それだけ今の政治に対して一言言いたいという人が多いのかもしれません。
大会は予定どおりに実行します。次期日本の総理への要望を行い、このようなことを実行できるリーダーシップがいるならその人を私たちは担ぐ、という決議を採択します。日本の政治の行方を占う格好のチャンスとして捕らえたいと思います。
明日は党本部でも、両院議員総会が開催されますのでそちらに出席する議員が何人か欠席し、7人揃いませんが意思は通じています。どういう大会になるか楽しみです。気合を入れてやります。
2008年9月3日(水)どんな大会になるのだろうか
今日は「九州・沖縄から日本の政治を変える大集会」です。組織立った動員はしていません。今の政治に不満がある人、一言いいたい方たちが集まって、本物の政治とは何か、を探る大会です。折りしも福田総理が辞任されて、後継総裁の動きに移りました。
特に後継者の第一候補は麻生太郎さんです。麻生さんは九州出身。福岡11区選出です。九州沖縄からのメッセージとなるなら、麻生さんを次期総理に、という声が途中から出るかもしれません。
しかし今回は固有名詞は出さない方針です。本当に政治のあり方を真剣に考えるものにしたい。それが今の日本、自民党にとって最も大切という事です。今後の政治のあり方について提案しそして決議をします。それを実行できる人物を総理として支持する、ということはみんなで考えているところです。
大会終了後にすぐ上京します。永田町界隈がどんな動きになっているかしっかり見てきます。これまでと変わらぬ総裁選挙風景なら政治も国民から見放されるかもしれません。
2008年9月4日(木)大変な盛り上がり有難うございます
「九州・沖縄から日本の政治を変える大集会」はまさに大集会の言葉にふさわしく多くの方に集まっていただきました。有難うございました。会場に2500脚の椅子を並べたのですが足りなくて、後300脚を追加。それでも後ろと横は立ち見でしたので、3000人以上の方に来ていただきました。感謝です。
しかし、それは今の政治に対する不満の表れでもあります。皆さんの熱気は感じ取りましたし、自民党への失望感も感じました。麻生太郎幹事長の祝電が読まれた時、拍手もまばらでした。7人のさむらいの一人が「九州から総理を出そう」と言った時大きな反響が起きるかな、と思っていましたら醒めたものでした。
それは麻生さんがどうこうではなく、「みんなが苦しんでいる時に勝手に総理が辞めて、そして総裁選挙なんて身勝手すぎる。総裁が誰だっていい。今の生活を何とかしてくれなくてはどうするんだ」そんな風にみんなが言っているように受け止めました。総裁選挙を自民党のお祭りにしてはいけない。何をするのか、どういう日本にしようと思うのか、もっとスピードを持って実行しなくてはいけない、と感じました。
やはり日本は危機的状態です。国民が完全に政治に不信感を持っています。しかし、あれだけ大勢の方に参加していただくと言うことは、まだ見捨てられてはいません。今回が最後のチャンスです。これで政治が動かなければ自民党も終了です。そうならないよう全力を尽くします。「苦楽をともに」最近この言葉が大切、と思うようになりました。
2008年9月5日(金)総裁選本格化
昨日は総務省の出先機関で、年金問題で社会保険庁の判断に納得行かない国民の方が、再度年金の支給を訴えることが出来る「第三者年金委員会」と統計事務を行っている統計局、「統計事務センター」を視察しました。
第三者委員会は年金をちゃんと納めたはずなのに貰えない、と言う訴えを、調査員が当時にさかのぼって調査をして、そして弁護士や社会保険労務士さんなどで構成される「第三者委員会」で公平に判断するというものです。その数は膨大。今年度中に5万件の処理をするということで急ピッチの作業が続いていました。
統計センターはさらに大変な作業です。家計簿の調査などは全国の主婦にお願いして家計簿を書いてもらい、その月の生活負担がどうなっているかをその月のうちに調べて公表する作業です。ダイコン、コメ、被服、家電製品など家計簿は固有の名前で出てきますのでそれを数字に直して類型化して、全体のお金の使い方を調査すると言うもの。女性の職員の方が懸命に頭で暗記した数字を入力されていました。高級官僚の天下りの問題などが叫ばれて久しいのですが、末端の職員は真面目に懸命の仕事をされています。
いよいよ自民党の総裁選挙。乱立模様になってきました。今回は各派閥とも自主投票です。何がどうなるか分かりません。私もじっくり政策を見比べながら、色々な状況を勘案して日本の現在の状態を何とかできる人を首相として推していきたい。そのための情報収集を暫くしていきます。
2008年9月8日(月)選挙が近い
一昨日は年一度の大津町での焼肉パーティーでした。例年600人ほどが集まられます。今年もそれ以上の方が参加され賑わいました。雨も降らず色々な準備から後片付けまで後援会の方々に大変お世話になりました。3日の九州大集会と大きなイベントが続きました。秘書も含め人集めというのは大変気を遣うものです。みんなにお礼を申し上げます。
昨夜は西原村の村長選挙と村議会議員選挙。4選を目指した現職の村長さんが新人に敗れました。村議会議員は定数12に対して15人の立候補。大変賑わいました。当選者全員の所を回って帰ったのが11時過ぎでした。
そして今朝新聞を開くと、総選挙は10月解散、11月9日投票、とあります。いよいよ出番です。今回は特に負けられない。今、自分にとって政治家として一番大事なときです。農業問題や地方問題などやらなくてはならない問題がたくさんあります。特に今までの自民党的発想では解決できない農林業、地方問題も分かって来ました。これからが勝負どころです。そのためにも今回の選挙、何としてでも、と思っています。平成15年の衆議院初出馬以来、今回で4回目の選挙。2勝1敗です。さらに勝利の回数を増やします。
2008年9月9日(火)総裁選の始まり
自民党の総裁選挙がいよいよ始まりますが、今日また、熊本に帰ります。総裁選の告示日も熊本。投票日までは選挙区で過ごそうと思っています。これだけ解散・総選挙が叫ばれると、総裁選挙より自分の選挙です。しかも東京にいると、いろいろな候補者の応援国会議員からの誘いが激しい。選挙区で自分の運動をしていたほうが、どれだけいいかわかりません。
しかし、単純な総裁選挙でないことだけは確かです。派閥の解体、政界再編、連立の模索、さまざまな思惑と愛憎が入り乱れての総裁選挙ではあります。その中に身を投じようと思えば、東京にいなくてはいけないんでしょうけれど、やはり地元。しかし総務省の仕事もありますので、やはり投票日までには何回か総務省や自民党に足を運ばなくてはいけないでしょう。
2008年9月11日(木)5人の候補者の政策
自民党総裁選挙には5人が立候補しました。それぞれが自らの政策を掲げての争いです。新聞で政策を見ましたがやはりテレビでキャスターが突っ込んでそれに答えるというのが一番わかりやすい。キャスターも勉強不足の面もありますが、やはり明快に自信を持って答える姿に共感を覚えます。しかし、明快ではあるけれど数字的に整合性のない答えもあり、候補者の政策に関する緻密さが分かります。
政策的に一番安心できるのはやはり政策通の与謝野馨さんのようです。数字的にも常に妥当な線で話されます。今の財政状況の中で実現可能なことと不可能なことがしっかりと頭の中に入っておられる。しかし、それで国民が納得するかというとそうではないところもあります。やはり夢や思い切りが欲しい。
そこに行くと小池百合子さんは明快ではあり、上げ潮路線を意識しての思い切った発言が多いのですが数字的にどうなのかなあ、と思うケースが見られます。「ガソリンの特定財源を一般財源化して、道路以外にどれだけ回せるか」と聞かれて2兆円か3兆円、と答えられました。暫定税率の特定財源は5兆円強。今、道路をつくっているのに、果たして地方の道路を中心に半分以上を削減することが出来るのか、疑問です。
麻生、石原、石破の三氏もそれぞれの特徴を出しておられると思いました。それぞれに好感度が持てます。大切なことは政治・行政に対する厳しい視線です。今の官僚体質にいかに切り込むことが出来るか、どれだけ丁々発止の戦いを役人とすることが出来るか、それには内情と政策に詳しくなくてはいけないし、一方で自らの改革意識をはっきりと表現し、説明できる人でなくてはなりません。難しい命題ですが総裁選挙の中でそのことを強く意識していただきたい、そう感じました。
最近有権者の質問も高度になってきました。「坂本さん、民主党は経済対策、社会保障費などで16兆円といっている。財源は節約と埋蔵金を探せば出てくる、と言っている。埋蔵金も含めて財源はどのくらいまでなら可能な」そんな質問が飛び出します。これも難しい。官僚の言うことだけを信じれば1兆円も出てこないでしょう。小沢さんのような言い方をすれば二桁の財源が出てくるでしょう。実際はどうなのか。私にも良く分かりませんが、二桁の兆という財源なんていうのはまずありません。有権者の方もうわべだけの言葉でなくしっかりとした裏づけに基づく政策を求められているようです。
2008年9月15日(月)いよいよ選挙だ
10月初めに解散、14日告示26日投票と言う線が出てきました。こちらも覚悟はしているけれどこんなにも早いものかと驚かされます。しかしこうなれば一日でも早く選挙をしよう、もう待てない、一度解散に走り出したらもうとめられない、と言うのが議員心理です。
敬老会の挨拶でもイベントの挨拶でも総裁選挙のことより解散総選挙のことが先に口に出ます。しかし今日の敬老会の挨拶で高齢者の皆さんは黙って聞いておられたけど「後期高齢者保健制度」については怒っていらっしゃるだろうな、と感じながら話をしました。「がんばってよ、応援するから」とは言っていただけますが、なかなか怖い。今回は高齢者、農業者、中小零細業者にどのように将来に対しての安心感とそれを裏付ける政策を判りやすく訴えることが出来るか、がカギとなりそうです。
2008年9月16日(火)政策・川辺川ダム知事見解について
選挙も近づいてきました。今回の選挙は特にこれからの日本の針路を誤らないようにするため、どのような政策を立てなくてはいけないか、が最も大切です。一つ誤ると、日本も地方も再生できない状態になります。自民、民主の政権奪取戦争ではなく、一つ一つの分野にどんな政策を候補者が考えているかを明確に打ち出しそして有権者の判断を仰ぐ、ということが本筋と考え、これから一つ一つの政策について私の考えを述べさせていただきます。その過程で自民党総裁も誰が今回は良いかが決まってきます。
(川辺川ダムについての蒲島知事の見解について)
去る9月11日、九月定例熊本県議会の冒頭で蒲島熊本県知事は42年間ダム建設で揺れ動いた川辺川ダム問題で見解を述べ、「ダムに反対」という意思表示をしました。
私は県議会議員の時「自民党県連川辺川ダム建設調査委員長」ということで、ダム建設問題に決着をつけるための調査をし、そしてその報告書を書いた責任者です。全国のダムを調べ、清水バイパスをダムの横につくっている「十津川ダム」さらにダムの建設を中止した韓国の事情などもメンバーとともに視察しました。
結論はダムの是非については専門的な知識も乏しく治水について論理的に述べるというところまではいきませんでした。賛成、反対のそれぞれの立場で論理なんてどうにでもなるからです。ただ政治的に、「これまで40年近く五木村をはじめ流域が賛成、反対で苦しんできた。それを考えると早急な決断をしなければならない。決断に当たって河川工学的なことを除いていうなら、ダムを建設した場合の混乱と中止した場合の混乱を考えるなら、ダムを建設した場合の混乱がより少ない」と結論付けました。
あれから7年になります。その後も大きく揺れ動いた結果、今回の知事ダム反対表明となりました。私は知事の「川辺川ダムについて」という議会での発言原稿を取り寄せじっくりと読んでみました。
格調高い文章です。論旨が明快です。結論に至るまでの苦悩がありありと分かります。そして地域への愛着も感じ取れます。私はこれを読んだだけで、知事の判断に従いたい、支持したい、と思います。
新聞記者的感覚でいうなら、原稿は美辞麗句を並べるわけではなく淡々と書かれています。しかしその中に有識者会議の論理的見解や数字も入れて説得力のある言葉になっています。そして最後に私たちが守るべきものは何か、と問いかけました。そして「球磨川という地域の宝を守りたい」と結論付けられています。
更に過去40年の歴史に触れ「過去の民意は水害から生命・財産を守る事」「現在の民意はダムによらない治水を追求し、球磨川を守っていくこと」「未来の民意については、人知の及ぶところではない」と記されています。これもなるほどと思わせます。
このような論理や話し合いのもとで結論が出るまでに、40年かかりましたが、私はそれだけの年月をかけた価値のある知事の見解であると感じました。
今後反対派もただ「勝った勝った」でなく私たちが今後するべきものは何か、を考えていかなくてはなりません。賛成派も「穴あきダムの可能性」を求めるということではなく、ダムによらない治水の可能性をさらに追求すべきと考えます。
最後に「洪水を治める、という発想から洪水と共生するという発想に立つべき」と蒲島知事は言われています。同感です。私は暴れ川である白川の流域に生まれ育ち洪水の恐ろしさを見てきました。あの荒れ狂う濁流は人間の力で治められるものではありません。それは自然の何年に一回の怒りの表現であり、荒れ狂うに任せておかなくてはいけないという畏怖の念にかられます。その中で最低、私たちの生命財産を守るためにどうすればよいか、それを考えていくことが本筋であり、共生である、と身をもって思います。
ただ今回の川辺川ダムのことについて言えば、五木村への振興策と補償、これは国、県が責任を持って実施しなくてはいけないことと強く思います。
2008年9月17日(水)経済対策を最優先に
アメリカの大手証券会社「リーマンブラザーズ」が破綻しました。負債総額64兆円。日本の国家予算が80兆円ですので、その金額も桁外れです。今後日本を含め世界の経済に大きな影響を与えます。更に関連破綻が続けば世界恐慌の可能性も出て来ます。
わが国はそれでなくても、原油をはじめとする輸入原材料の高騰で、第一次産業や、製造業が悲鳴を上げています。これに加えて、金融機関が自己防衛のために貸し渋りを今以上にやれば、日本経済はますます、奈落の底に落ちてしまいます。やはり今は経済対策最優先です。しかも財政出動をある程度やって、農林業、中小零細企業の息の根が止まらないようにしなくてはなりません。今何もしないとまさに「失われた政治」になってしまうでしょう。
効果的な補正予算と総花的でなくメリハリの効いた経済対策が必要です。2兆円弱の補正予算案は、新総理になった時臨時国会で直ちに成立させるくらいのスピードが必要。それにはもちろん民主党も協力してもらわなくてはなりません。
2008年9月18日(木)社会保険庁は泥沼
昨夕総務省から電話があり、「明日の参議院厚生労働委員会で、民主党の議員の方が年金問題を質問されます。ほとんどは厚生労働大臣への質問ですが総務省管轄の年金確認第三者委員会への質問もあります。坂本政務官の担当ですので答弁をお願いしたい」という連絡が入りました。
早速今朝の朝一番の飛行機で参議院へ。答弁の内容をしっかり打ち合わせて委員会室に入りました。参議院に入るのも初めてですが、委員会の構成が衆議院とは全然違います。まず委員長が民主党、そして委員も自民党はわずかしかいません。これはしっかり答弁しないと助け舟も出ないな、と思い何度も答弁用紙を読み返していました。しかし結局桝添厚生労働大臣が答弁に熱弁を振るわれ、総務省管轄の年金問題に質問が来る前に時間切れとなりました。すぐ折り返し熊本へ。台風が来ているので遅くなれば飛行機が飛ばない恐れがありましたから。
それにしても年金問題は泥沼です。今回問題になっているのは厚生年金で、この年金は社員と会社が半分ずつ負担します。しかし会社の経営が苦しくなると会社側が負担できません。そこで本人への報酬を少なく届けて会社の負担も少なくした例が6万件以上も出てきたということです。それが社会保険庁と打ち合わせの上に行われていたんじゃないか、と民主党は攻めています。本人は給料を当たり前にもらっていますが、会社が少なくしか負担していませんので、年金をもらう段になって受給額が少なくなっているという訳です。これでは誰でも怒ります。これを今から一つ一つ調べていかなくてはなりません。年金の記録問題に加えてまた新たな問題が出てきました。泥沼状態です。
これも、社会保険庁のような国の出先機関は、議会の監視が届きません。このように監視が効かない公共団体は必ず何か起きます。議会の監視、マスコミの監視、国民の監視が常に必要です。社会保障の問題はこれから永遠に続いていきます。新総理にしっかり監視体制をつくってもらいたい。
2008年9月19日(金)経済対策を済ました後解散を
太田農林水産大臣が辞任しました。農林水産大臣というのは鬼門のようですが、事故米がこれだけの事件に発展したら仕方ないかもしれません。また大臣のこれまでの発言はやはり耳を疑います。「消費者がやかましいから」や「あまりじたばた騒いでいない」などというのはやはり庶民の気持ちを逆なでするもの。私たちだって何であんな言葉がでるのだろう、と思います。ずうっと、経済的に恵まれ、また学者として歩いてこられたから、理屈ではとおると思っておられるのかもしれません。
今の自民党に反発が強くなっていますが、これは官僚と政治家の馴れ合い的なところを批判している部分が多い。しかし、官僚の見解は良く聞いていると筋は通っていて間違いではない。しかし国民の感情を何となく逆なでする。その辺の感覚、感性が現場に根を下ろしていない人には分かりません。自民党総裁候補に現場の苦労が体でわかっている人がいるかなあ。
いよいよ明日は総裁候補5人が熊本に来ます。じっくり聞いてもうそろそろ決めたいと思います。しかし、各地を回っていると「補正予算で経済対策くらいちゃんとやってから解散しろよな」と言う声が多い。野党のかく乱戦術に振り回されるかもしれないけれど、経済対策はちゃんと成立させてからやるのが政治の使命、現場を知っているものの感覚と思うんですが。
2008年9月21日(日)5人の総裁候補
昨日は熊本市で今回自民党の総裁選に立候補されている5人がそろい踏みされ、辛島公園でそれぞれの政策、理念を訴えられました。5人ともさすが自ら総理総裁に出ようと言う方だけあって、演説も気合が入っていました。また暑い中身じろぎもせずに聞いておられた自民党員の方に心から敬意を話術で、天下国家論を論じました。与謝野馨さんは一番安心して聞けます。政策的にも明るいし、なにより頭の中が良く整理されている。間違いはない政権運営をやっていかれる、と思いました。しかし、総理には花が必要です。小泉さんだってそうだった。オバマ、プーチン、メルケル(ドイツの女性首相)、カストロなど頭の中がどれだけ整理されているかしれないけれど、オーラやカリスマ、憎めない茶目っ気などがのぞきます。幕末だって坂本竜馬、西郷隆盛、高杉晋作より幕臣の勝海舟、小栗上野介、倒幕の大久保利通などがはるかに将来へ見通しとその整理整頓は出来ていた。しかし民衆の人気はーということになります。
そこに行くと、麻生太郎さん。話はあまり整理されたものではありません。しかしなんとなく、魅力を感じる。そして政策的にも当面の経済対策、後期高齢者保険制度の見直し、地方の活性化、更に道州制の導入を訴えておられる。私が今訴えていることとダブります。まず財源を、よりまずやるべきことをやろう、そして財源を探そう、今はそのような時期と思います。
石原のぶてるさんはすがすがしいイメージです。弁舌もさわやか。しかし、私たちのような田舎の人間の心をゆさぶるまではない。でも将来きっと要職を占める方です。小池百合子さんは、言われていることはその通りと思います。埋蔵金、官僚政治の打破、もったいない精神運動、しかし政権与党ですからそれを実践するための細かなプログラムが欲しい。
ということで今回は総理としての花、政策的に緊急を要するものをポイントをつかんで訴えておられること。地方に熱心。そして道州制の導入、更に九州としての仲間意識から、麻生太郎さんに一票を投じます。
2008年9月23日(火)麻生総裁誕生
昨日は朝一番の飛行機で上京、午前中は総務省で決済やら説明などを受けた後、午後は両院議員総会で総裁選の投票でした。独特の雰囲気です。更に各地から都道府県連の役員さんも来られているので賑わいもありました。
私は予定通りに麻生太郎さんに一票を投じました。最終的には予想通りに麻生総裁で決まりました。与謝野さんがどのくらい取られるか関心がありましたが、60票台で2位。もう少し取られるかと思っていましたが5人の候補者ですのでこれが順当かもしれません。政策的には与謝野先生が最もはっきりと将来のことも打ち出されておられましたので、是非麻生総裁・総理の指南役として閣内にとどまってもらいたい。そして政界の諸葛孔明になって欲しいと思います。
さていよいよ後は組閣と選挙です。今回は何か異様な選挙前の雰囲気です。政権交代前夜のような気もするし、政治的大変動が起きるような気もします。どちらにしても今の日本、これまでのようなやり方とは違う手法が必要。旧来の手法から抜けきらないなら、政治そのものが信頼されなくなります。基本は政治家の心と足がどれだけ働くか、です。
2008年9月27日(土)閣僚の失言
組閣早々のまた閣僚に失言です。中山国土交通大臣が「ごね得」だの「単一民族」だの。発言すれば批判を受けるということが分かっているのに発言するのは、一体なんだろうと信じられません。特に選挙前、閣僚の一挙手一投足にマスコミが注目しているのにまさに飛んで火にいる夏の虫、ならぬ秋の蛾です。
国土交通大臣は、個人的には頭が良いのは分かっています。いつも自信たっぷりで話も長い。だからこそマスコミは狙ってくるのです。自分の信念であろうとも封印する能力は持っていなくてはならない。これ以上しゃべってくれるな!
麻生総理は国連演説でも順調にスタートしたようです。だからこぞ足元がしっかりしていなくてはいけません。しかし今回の閣僚、どうもセレブ内閣、貴族内閣のような気がしてなりません。本当に汗水流して働いている人たちの気持ちが分かる閣僚がどれだけいるのだろうかとも思います。
まあ閣僚はどうでもいいから、私は汗水流して働く人のために走り回るだけ。社会の危機です。
2008年9月28日(日)中山大臣の辞任
中山国土交通大臣がその発言の責任を取って辞任されました。本当に耳を疑います。どんな政治センスをお持ちなのだろうかと思います。自信がある人に見られがちな独り相撲です。福田前総理流に言うなら「自分を客観的に見れない人です」情けない。辞任は当然です。野党じゃないけれど「なぜこんな人を大臣にしたんだろう」と不思議でなりません。しかもこの人一人のゴネで大臣が玉突き状態で変わってしまった。まさに反党行為で、自民党の公認候補者として的確かどうかも考える余地があるんではないでしょうか。
やはり緊張感と謙虚さの欠如です。永田町政治家の思い上がりです。今回の選挙「緊張感と現場主義」が一番大切です。現場を重視すれば自ずと緊張感が出てきます。緊張感を持って政治に当れば現場に飛ばざるを得ません。政治家の政治と生活に対する思いが問われる選挙です。
今日も一日緊張感を持って、これから幼稚園児たちとの触れ合いに行ってきます。
2008年9月29日(月)決戦を意識した所信表明演説
第170国会は今日開会しました。午後1時から参議院本会議場で天皇陛下を迎えての開会式がありました。厳粛な雰囲気です。共産党は出席しませんが、衆参両議員が参議院に集まって、思い思いの席に座り、天皇陛下を待ちます。しわぶきひとつしない静かな本会議場に河野衆議院議長の先導で天皇陛下が登場されます。全員が頭を深々と下げてのお出迎えです。日本の天皇制がいかに確固たるものかを知らされます。
その後2時から衆議院で本会議そして麻生総理の所信表明演説がありました。こちらは先ほどの開会式とは打って変わって怒号、ヤジの嵐です。演説の中身もこれまでの総理の所信表明とは全く違うトーンで、民主党に問いただす演説でした。「政府はこう考えているが民主党はどう考えているのか。財源の裏づけはあるのか」といった挑戦的な演説でした。まさに選挙を意識してのものです。既に戦いは始まっています。
あとは、いつ解散して本番の選挙となるか、それだけのもののように感じました。激しい党首同士の争いになりそうです。
しかし、議会終了後に情報が入り、解散先延ばしの可能性もある、ということでした。しかし、もう先延ばしはしてくれるなよな。こっちは戦闘モード十分なのだから。これでもし先延ばしするようなことなら自民党はもっと危機的な状況になる。そして色々なものがもっと出てくる。早く選挙をやろう!