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2008年7月3日(木)沖縄視察

 30日から三日間、決算行政監視委員会で沖縄の視察をしました。本当に宮古島、下地島への国の事業や施設について、予算のムダがないかどうかを調べるものです。
 沖縄は、まだまだインフラも未整備、公共事業に頼っているところが多分にあります。委員長が民主党の枝野先生ですので、3日間朝9時から夜7時までびっしりの視察でした。
 その辺の視察とはちょっと違った、厳しい視察でした。

2008年7月10日(木)水がたまらないダム

 8日はダムは出来たけれど、漏水が激しく水がたまらないとして問題になっている熊本県阿蘇郡産山村の「大蘇ダム」を視察しました。ダムの場所は熊本の阿蘇ですが、受益地は大分県の竹田市です。このため、竹田市を選挙地盤としておられる衛藤征士郎代議士が呼びかけられて私も含め6人の国会議員が参集しました。
 ちょうど梅雨が終わったばかりでしたのでダムは満水状態でしたが、これから自然に減少していくそうです。一帯は阿蘇の火山灰が積もって出来た土質ですので水漏れがすることは最初から分かっていたはずですが、やはり綿密な調査が不足していたと言わざるを得ません。農林水産省の説明を聞くと万全の調査が実施されたように思われますが、それは後から言えることで専門家の集団だったら結果的に漏水が激しく水が農業用水として使えない、と言うのであればやはり責任を誰かが取るべきです。工事費用も当初の120億円から600億円に跳ね上がりました。物価上昇の分を差し引いてもこれだけの損害を国家に与えた訳ですので、弁解の余地はありません。
 しかし誰も責任を取らず、国の工事が正しかったようにもって行くのが日本官僚の名人芸です。しかしこのような体質が今国民から批判を浴びています。居酒屋タクシー、マッサージチェアー、何回かの天下りなど、根本はみんな一緒です。今ちょうど読みかえしている「マックスウェーバー」もドイツ、当時のプロシアの官僚制を取り上げておなじことを言っています。官僚制の悪い点の改善、これが今後の政治及び政治家に課せられた課題です。

2008年7月13日(日)現状を打破する

 原油高騰、畜産飼料に続き肥料も大幅アップという中で、いよいよ国民の感情は限界に達しそうです。昨日、福岡に九州の複数の国会議員が集まり「このままだったら暴動が起きる。政策の転換を求め原油高騰対策や弱者救済に視点を当てた政策に転換していかなくては、政治も自民党もだめになる。九州からこのことを訴える大会を開こう」と言うことを話し合いました。
 8月中に九州の各産業の方が集まり、大会を開く。場所は九州の真ん中、熊本で開こう、ということになりました。時間がないので大急ぎで準備に移らなくてはなりません。もし九州から二千人でも集まれば熱気あふれ、国に対する訴えのインパクトも強くなります。
 テーマは「九州から政策転換を」。行き過ぎた規制緩和や市場主義の導入は結果として弱者つぶしになるし、実際そうなっている。もっと第一次産業、中小零細企業や商店更に地方や集落の大切さに光を当てる政策にしなくては、日本はつぶれてしまう、という趣旨で開催します。また開催にあたっては、既存の自民党友好団体の組織より末端の農家や林業者、漁業者、商店主、中小企業者に呼びかけてみよう、ということにしました。まさに庶民の平成一揆を九州から、という思いです。しかし、実現までにはまだハードルがあります。
 今後更に、集会についての人集め、何を訴え、何を勝ち取るか、それをどう次の政治に反映させていくか、などをつめていきます。実現までこぎつけられれば、これまでの決起大会とはまた違った大会になります。順次、皆さんにご協力をお願いしていきますので、よろしくお願い申し上げます。

2008年7月15日(火)漁業者の苦労が分かる決起大会

 久々に東京に出てきました。今、原油高騰であらゆる産業が苦境に陥っていますが、特に漁業者は船を出せば赤字になるということで、全国の20万隻の漁船を一斉休業させて、15日の午前11時に全漁船が抗議と救いを求める汽笛を鳴らし、同時に日比谷公園で決起大会をするというかつてない大掛かりな行動があったためです。
 私の選挙区は海がない選挙区ですが、私自身は母親が天草の牛深ですし、生まれも牛深、さらに昭和54年から3年間は新聞社の牛深市局長として働きましたので、漁業には特に関心があります。当時は全国の水揚げ量が1000万トンの時。国内漁業にもまだ元気がありました。しかし、今は輸入に押され水揚げも減少して当時の半分の水揚げで、活気がありません。加えてこの原油の高騰。経営できないのが当たり前です。漁民の方の苦労が分かります。
 しかし、当時から将来の漁業の危機は叫ばれていました。燃料を使って遠洋、近海に漁を求めるより、もっと沿岸の魚や漁業資源を大切にしようと呼びかけられていました。しかし、現実の生活となると資本を入れて、漁船を大きくして漁の水揚げを少しでも多くする、と言う選択になってしまいます。大規模化しなくては置いてきぼりを食ってしまう。結果は今日のようになりました。難しいものです。
 久々に必死さがあふれる大会を見ました。一つ一つの言葉に「ウォーッ」と言ううねりが響きました。漁民の迫力です。自民党は必ず燃油対策に手を打つでしょう。しかし、漁業ばかりではありません。運輸業界、農林業など全ては青息吐息です。世界の経済をどこかがゆがめている。産油国やアメリカのファンドが恨めしい。

2008年7月18日(金)保育の充実を

 保育園の園長先生と国会議員の話し合いがあり出席しました。保育園は少子化の中の子育てにとって今、大切な機関です。しかし最近の規制緩和で人件費の抑制や企業の経営参加などが言われだしました。これに危機感を持って保育園を経営する皆さんが国会議員を招いて一人ひとりの意見を聞いたものです。
 会場には二百人を越す熊本県の保育園関係者。県選出国会議員は7人が出席、それぞれが思い思いの意見を述べました。
 私も含め皆さん、安易な規制緩和への歯止め、保育園への入所基準の緩和、さらに現場の意見をもっと国が聞かなくてはならないこと、少子化の歯止めの鍵は保育園が握っていること、などを話されました。
 自民党を支持するこのような団体に呼ばれると、経済財政諮問会議の規制緩和路線、自由競争の原理導入に対する反対意見が大半です。小泉改革が予想以上に既存の団体業界の首を絞めていることがわかります。結局大企業路線に走ってきたつけがいま回って来ているようです。
 効率化、競争原理を進める分野と社会的にしっかり守っていかなくてはならない分野の区分けが今必要です。保育もいたずらに規制緩和や企業参入にすべきではない分野です。

2008年7月27日(日)やっぱり厳しい

 久々に日記を書きます。国会が休会中で地元を歩いているとなかなかパソコンの前に座る時間がありません。また書く材料も限られてきます。それだけ国会開会中は国の動きが目に見えているということでしょう。
 地元ではミニ集会の毎日です。そしてしかられっぱなしです。「自民党は何をしているか。もっと燃油対策を早急にしろ」「自民党についてきてだまされた。何故こんな老後を送らなくてはならないのか」「自民党は農林業の一次産業をどう考えているんだ。もう日本にはいらないというのか」辛らつな言葉が発せられます。
 確かにこの原油高。しかも飼料、肥料をはじめとする、原材料の高騰はとどまるところを知りません。弱者にそのしわ寄せが行きます。政権を担っている政権政党が攻撃の矢面に立たされるのは当たり前です。
 政府も自民党も真剣に考えています。しかしなかなか打つ手が限られてきます。財源の問題もあります。一つ一つに助成していたら大変な予算額になります。またガソリン税などを減額すればよいのでしょうが、予定している道路整備や街づくり交付金に支障が出ます。八方塞がりです。
 思い切った改革しかありません。官僚改革、農林業の一定の方への所得保障、コメの安定価格設定、派遣社員などの雇用形態の改善。まず国民の所得を安定させること、そこから全てがスタートします。所得が安定すれば消費も回復します。それを一丸でやらなくてはなりません。もちろん公務員の改革はその先頭を切って推し進める。国会議員の定数削減も同様です。小手先の対処療法ではどうしようもないところまで追い詰められた状態です。自民党がピンチということは日本がピンチ。今朝の新聞では今年度国家予算の5分の1に当たる17兆円の所得が海外に流失した、と出ていました。このままでは日本はなくなる。体を張って考え行動する時です。

2008年7月31日(木)久々の派閥の会合

 今日は酪農を営んでおられる方の全国集会が午後一時から東京・日比谷公会堂でありました。先日の漁民大会と一緒で大変熱気あふれるものでした。飼料の高騰、乳価の低迷、更に原材料の高騰で経営がやっていけない、そんな切羽詰った空気がみなぎっていました。最低キロ10円は乳価を値上げしてもらわなくては経営が成り立たないし、多くの酪農家が倒れていく、と若い方々から声が上がっていました。
 久々の東京で、たまたま木曜日ということで、在京者による近未来政治研究会(山崎派)の定期会合でしたので顔を出しました。出席者は少ないだろう、と思っていきましたが在京者だけでなく地方からも結構出席されていて驚きました。内閣改造が近い、ということで情報収集やアピールのために出席されていた方もあったのかもしれません。
しかしその中で出た意見は「今のままでは選挙にならない。自民党を支持するなどと言う人は誰もいない。いったい自民党はどうなるんだ。党ではなく個人の名前でおねがいするしかない」とみんなが声をそろえました。
 現状が現状なだけに、危機感も皆さん相当なものです。しかし、それを反転攻勢にさせる材料も今のところありません。そのうえどうも選挙は近いようだ、という情報が満ちていました。選挙は近い。自民党離れは激しい。反撃の材料はない。三重苦、四重苦の自民党国会議員です。派閥の会合そのものが重苦しい雰囲気でした。「どぎゃんかせなん」「やっぱ、今の政治を変えにゃいかん」改めて思いました。

Akiary v.0.51