ALWAYS続三丁目の夕日

2007年12月05日

 国会は本会議が久々に午後一時から開かれましたがそれ以外は動きがなく、夜時間が空きましたので「続三丁目の夕日」を有楽町で見ました。一作目も見ていましたので、次はどういう作品だろう、と興味しんしんでしたが「良かった」。涙ウルウルでした。
 昭和三十年代の東京。庶民の助け合い、と心の美しさが描かれています。「あの頃はよかった」だけでなく、あの頃に比べて失われたものをいかに今の社会に取り戻していくか、の運動が大切です。政治運動として、社会活動としてやらなくてはいけない。特にあの頃子供たちだった方々が、今団塊の世代です。子供の頃の豊かな感情が残っています。企業戦士として働き、定年になって社会に何か貢献すべき時、自分が生きてきた社会の中で、これだけは伝え続けていかなくてはいけない、と思うことを教えていく、そんな使命を団塊の世代は持っています。
 自由競争、規制緩和、グローバル化は今の情報通信の発達の度合いから言うと、ますます進んでいくのでしょうが、それだけではつまらない。生きているものにとって感動したり、考えたりすることをどれだけ残していけるか、これが社会や国の真の豊かさにつながるはずです。